寮生活
- 古姓寛樹
- 4 日前
- 読了時間: 3分
全日本学連のドンこと藤由からバトンを受け取りました、大学四年の古姓寛樹です。
大学生活も早いもので最後の年となりました。しかし、未だに同期の藤由から「何を考えているのかわからない」と思われていることに驚きが隠せません。ということで、そんなミステリアス(?)な私を形成した環境の一つである「寮生活」について書こうと思います。
私は体育会生向けの寮に住んでいます。親元を離れて3年半。炊事、洗濯、掃除など一通りできるようになりました。その代わり、たくさんの物も失いました。主に靴下です。寮の洗濯機と乾燥機は全員で共用です。そこで問題は発生します。洗濯物を回収すると、高確率で靴下が消えます。靴下に関しては必ず失くなるのは左足の靴下。
不思議なことに両方なくなることはありません。必ず片方だけです。
私は3年半この問題に向き合ってきました。
乾燥機の奥に残っているのか。
誰かが間違えて持っていってるのか。
様々な仮説を立てましたが、未だ真相は不明です。
結果として私の引き出しには、今も残された右足の靴下たちと同期から借りたウェアが大量に眠っています。
また、体育会の寮となると春の風物詩があります。
毎年4月になると、ラグビー部や野球部の一年生たちが入寮してきます。
彼らはまだ先輩の顔を覚えていません。
そのため、
「体格がいい人=ラグビー部の先輩」
という威勢だけで挨拶をしています。そこで毎年被害を受けるのが私。ガタイだけが取り柄の私ですが、
廊下を歩いているだけで、
「おはようございます!」
とラグビー部にすれ違うたびに野太い声が次々と飛んできます。こちらも反射的に「おはよう」と先輩面をしながら返します。数秒後、「誰だあの人」という会話が後ろから聞こえてくると、「こっちのセリフだよ」と思いながら足早にその場を立ち去ります。この一連の気まずい空気が春の訪れを感じさせてくれます。
寮生活では時間がある時は自炊をしています。よく作るのが無水カレー。簡単に作れて、味が濃いということで一人暮らしの味方です。野菜を切って煮込めば完成します。しかし問題は匂いです。一度作ると部屋全体の空気がカレーになります。芳香剤のフローラルな香りは一瞬で消し去り、嗅覚を鋭く攻撃するカレー臭へと化します。
さらに私は、
「カレーは二日目が一番美味しい」
というこだわりを持っています。つまり二日間カレーです。
ある日、ついに同部屋の人から
「カレーの匂いどうにかなりませんか」
と言われました。
私は申し訳なくなり、
「頑張って一日で食べ切ります」
と答えました。
今思えば、論点はそこではなかったような気もします。
親元を離れてからの3年半は、思い返せばなかなか濃い時間でした。
洗濯物は消え、ラグビー部と間違えられ、隣人に怒られてしまう。
それでも不思議と嫌な思い出はほとんどありません。
社会人になれば、洗濯物が消えることも、知らない一年生に全力で挨拶されることも、同部屋の人からカレーの苦情を受けることもおそらくなくなるでしょう。ないことを願います。
そう考えると、この寮生活も学生時代ならではの貴重な経験だったのかもしれません。
残り半年。上手くやっていきます。
次回はラントレが男子より早い?菅原悠です!




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